たんぽぽ

『奈々、今日も休み・・』



お昼、あたしは呟いた。
美祐は奈々と連絡を取ったみたいで、
何でも、コンクールで疲れたら体調を崩したみたい。
気にしないでって、美祐が何度もそう宥めてくれた。


『ね、それよりさ、まなは戸川くんが好きなんだよね?』


『うぇ!?なんで知ってるの?』



『知ってるよぉー。だって親友だもん♪
 まなが体育祭のころにひとめぼれしたってこともね☆』



なんでそこまで知ってるの!?
美祐・・恐るべし・・・。



『うう・・・降参。誰にも言わないでね?』



『分ってるよ!まなも内緒にしてくれてるじゃん??
 うちら友達だもん。約束は絶対。ね?』


美祐はそういうと、あたしの背中をたたいた。


頑張れってこと?



やっぱり美祐は優しい。



あたしはお礼をいってお弁当を食べた。



『よし。早速戸川くんに会いに行くよ!!』




ん?今なんていったの?




『え・・・。ええー!?無理無理!!』



『いーから。さ、立って!!』



あたしは美祐に促されるままに、体育館へと移動した。