たんぽぽ

『えー。これより、コンクール予選結果の
 表彰式を行います。
 1位から3位までの三名が本選出場権が与えられます』



アナウンスのおじさんがそう説明した。


結果は番号で発表になるから・・・。
奈々は3番で、あたしは12番。



お願い。お願い。どうか、2人で本選にいけますように!!


『えー。なお、発表は5位からとさせていただきます』





終わりに、そう付け加えると、会場内が一気に静まり返った。



『第5位。プログラム6番―』



6番。6番は確か、高校3年の女の子・・・。
悲鳴とすすり泣く声が同時に聞こえた。



まだ。まだ大丈夫・・・!!



『第4位。プログラム1番』



わぁ。すごい。トップバッターなのに4位。
さすが、男の子はすごいなぁ。


『ここからが、本選出場者です。それでは第3位。
 プログラム13番』


トリだった大人の人・・・。


すごい。
この人、上手かったもんね。



緊張してきた。
多分、次であたしが呼ばれて、
1位は奈々だね。



そう思ってた。



なのに・・・。



『第2位。プログラム4番』


『え・・・・』




終った。やっぱりあたしは駄目だったんだ・・・。



そう思った。




奈々を見ると、奈々もこっちをみて不安そうな顔をした。
奈々・・・。せめて、奈々だけになっても応援したい。
あたしはそう考えて目を瞑った。



お願い。お願い。3番、3番、3番・・・!!


『そして第1位―』







信じられなかった。






だって、だって・・・。






『プログラム12番』










拍手喝采の中、あたしは奈々の顔を見ることが出来なかった。





まさか、奈々が落ちるなんて・・・・!!!