たんぽぽ

「んな、大袈裟な・・・」



『すごいことだよ!!頑張ってね!
 宮原くん!!』



あたしが喜ぶと、宮原くんは
頬を微かに緩めた。



「まぁ、五十嵐のおかげだな。サンキュ」


『そんな・・・あたしは別に何も・・・』


宮原くんがお礼を言って、あたしの頭に
手をのせる。



無意識なんだよね?


ずるいよ。


あたしばっかり意識してるみたいで・・・。



あたしが黙っていると、
宮原くんはあたしの顔を覗き込んだ。



「五十嵐?」



『え?あ、ううん。なんでもないよ』




「そ?あ、授業なんだけどさ・・・」



宮原くんは体勢を直してそう言いかけた。



『何・・・?』



「俺さ、授業出るから、練習あんまできねぇけど・・・
 大丈夫か?」



『あ、大丈夫!!宮原くんなら』



「そか。五十嵐のために頑張るかな~」



『えっ!?』



(あたしの・・・ために??)



何気ない言葉のはずなのに、
今のあたしはドキドキしっぱなしで、


ついつい、頬を赤らめてしまう。


そんなあたしに、彼は、


宮原くんはきっと・・・


気付いてる。