奈々とやっと仲直りできた。
これであたしも、ここを離れるのかな?
これで、あたしは消えちゃうのかな?
そう思いながら、屋上に行き、
ゆっくりと目を閉じた。
死んだときは、なんとも思わなかった。
ただ天国を夢見て、
幸せな世界を願ってただけだったのに
今は違う。
どことなく違和感を覚えて、
少し恐怖を感じているのが
自分でもわかった。
(あたし、消えちゃうのかな・・・)
この世からいなくなるって、どんなだろう。
あたしはもう死んでるから、
この世にはいないことになってるけど、
だけど、“あたし”は確かに存在してた。
奈々や美祐、茜くんに宮原くんには
あたしが見えた。
だけど、ここで消えちゃったら、
あたしはどうなるんだろう・・・。
『怖い・・・なぁ・・・・・・』
怖い―。
消えてしまうのが。
怖い―。
みんなと離れてしまうのが。
すごく怖いんだ。
あたしっていう一人の人間が、
誰の記憶にも残らずに、
ただゆっくりと、消えていってしまうのが・・・。
これであたしも、ここを離れるのかな?
これで、あたしは消えちゃうのかな?
そう思いながら、屋上に行き、
ゆっくりと目を閉じた。
死んだときは、なんとも思わなかった。
ただ天国を夢見て、
幸せな世界を願ってただけだったのに
今は違う。
どことなく違和感を覚えて、
少し恐怖を感じているのが
自分でもわかった。
(あたし、消えちゃうのかな・・・)
この世からいなくなるって、どんなだろう。
あたしはもう死んでるから、
この世にはいないことになってるけど、
だけど、“あたし”は確かに存在してた。
奈々や美祐、茜くんに宮原くんには
あたしが見えた。
だけど、ここで消えちゃったら、
あたしはどうなるんだろう・・・。
『怖い・・・なぁ・・・・・・』
怖い―。
消えてしまうのが。
怖い―。
みんなと離れてしまうのが。
すごく怖いんだ。
あたしっていう一人の人間が、
誰の記憶にも残らずに、
ただゆっくりと、消えていってしまうのが・・・。