「健ちょん久しぶり!」

ギュッ

「うおっ、ちょ待て、本当に朱乃?嘘だろ」

勢いよく抱きついたら、

拒まれたんですけど。

「あっそかそか、変装中だもんね?
眼鏡外しただけでわかるかな?」

スッ

「朱乃だ………。」

「だからそう言ってるじゃん(笑)」

「でもなんで変装?」

「ん? 言い付け? あと今朱乃じゃないから。
來夢だから、花崎 來夢。OK?」

「來夢……ね。」

「そ、借りたの名前。

…ところで、1-Bってどこ?」

「迷子かよ(笑)」

「うっさい、早くつれてけ!!」

「あーー」

「なに? 五月蝿いな。」

「俺見事にスルーしちゃってたけど、お前まだ健ちょんって呼んでんのな。

懐かしいわ。

でも、さすがにこの歳で健ちょんは恥ずかしいかも(笑)」

「じゃあしょうがないなぁ。健ちゃんに昇格してあげよう(笑)」

「え。あんま変わってなくね? まいっか。」




こうして健ちゃんの力を借りて、

見事に第三関門突破です。

あれっ?

これって関門?

いっか、知らね(笑)