…視線を感じる 俺はなんとなく食べづらくなって背を向けた そしたら 「入学祝いね…それ」 背中越しに掛けられたその言葉に 思わず振り返った 俺はまだ新入生だと言っていない ということは やっぱりあの時目が合ったのは 気のせいじゃなかった しかも ちゃんと俺だって気付いてたらしい …顔が熱い 俺は下を向いたまま 「…どーも」 と、一言だけお礼を言った side...麗太 end