瞳の向こうへ

こんなに廉が大人だとは思わなかった。

言ってることは正しいです。

正しいけど、譲れないんだよ。

時々前へ踏み出せと叫ぶ俺がいる他にブレーキをかける俺もいるんだ。

俺の存在がなんなんだろうと練習の合間空眺めながらふと思ってんだ。

うわ!俺が返信しないうちに廉からきたよ。

『近いうちにそっちの親戚に遊びに行くので、ちょっと寄るよ。また連絡する。じゃ!俺はまだ引きこもってるから』

今度は弟がおみえになるのか。

そう言えば、キャプテンから聞いたことあるけど、マネージャーが廉をひそかに狙ってるらしい。

しかし、ガードが固いらしいが、ガードしてるのは相良先輩なんだとか。