「よかったですね。さすがーー」

言葉に詰まるくらい潤子先生の目が真剣……というより怒っていた。

「……先生?」

恐る恐る呼んでみた。

「…………え?」

「あの……大丈夫ですか?」

「え?ああ!ごめんごめん身体冷えてお腹痛くなってるの!!」

無理に笑ってるのがミエミエですよ。

「ほら!校長先生の言った通り今年は体調管理は万全によ!野球部の応援は室内で行うこと!」

先生は私の顧問なんですよ〜。野球部のことはいま……。

「わかりました?今年は野球部強いらしいから、応援はみんなと別になるけど、仕方のないことだから。いいよね?」

そこまで言われていいえって言う勇気はないです。