神の御使いとしてここに在ることが、奇跡だと彼は言う。 顔の見えないあの人がこんなにも恋しい。 (ごめんなさい神様…) 天使になっても世俗的でごめんなさい。 高尚な彼に焦がれることを、どうか赦してください。 罪の実が朽ちる瞬間、貴方の傍にいたいと願った。