コケコッコー____

また、同じ朝が始まった。
目が覚めると、いつものようにバケツを手にもって川へ向かった。
川には先着がいた。
前に出会った。男の子だった。
確か・・・ジョウだった。
「ジョウく~ん」と川越に向かって叫ぶと、
またかという感じにこちらを睨んだ。
「なんだよ?」
「何そんなに怒ってんの?名前呼んだだけじゃん!」
私は、川にかかってる橋を渡り、ジョウくんの方へ向かった。
「なんでこっちくんだよ?」とまた、何かを隠した。
「前から何作ってんの?」
私が覗き込むと
「うっせー。」
舌を突き出されてしまった。
ジョウくんはそのままどこかへ行ってしまった。
「ひどいな・・・。」と言ってバケツに水を組んでると・・
「お兄ちゃん~。」と林のなかから小さな少年が出てきた。
「あれ?」と言ってこちらへやってきた。