心地好い陽気が続く毎日

その日は高校入学前日で、
なんとなく外出をしたくなり家を出た



「ちょっと今から出掛けて来るー」
玄関からリビングまで聞こえる位の声で言うと、
リビングに居た母親に聞こえたようで
「気をつけていってらっしゃい」
と返事がすぐに返ってきた




商店街に向かって歩けば公園の並木道を通る

木は桜の花がみごとに咲き誇っていた

桜の花びらがまう中、並木道を抜けると商店街が見えて来る

お気に入りの雑貨屋で買い物をして、一人商店街の長い道を歩いていると急に後ろから声をかけられた



この時私は、この出会いが自分自身の人生を一変させることだとは思いもよらずに…