「じゃあ、中に入ります。しっかりとロープを握って、足場に気をつけて下さい」


私は、ゆっくりと慎重に足を進める。


入口はもの凄くせまくて、腰をかがめないと入れなかった。


そして……中は思っていた以上に、暗闇に包まれていた。