歌が終わったら、次は群読。
群読とは、ひとつの詩や歌詞をみんなで読み上げること。
私たちが群読したのは、谷川俊太郎さんの『生きる』という詩。
この詩も歌と同じく、2年生の3学期からずっと練習してきた。
この詩を群読するたびに、“生きる”ということがどんなに尊くてありがたいことか、深く考えさせられる。
私はそっと、胸に手をあてる。
───トクトク、音がする。
私は、生きている。
私は今までで一番の声を出し、最初で最後の群読をした。
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