「はいはい!はよ着替えて、下に降りようやぁ!!」

「うん、そーじゃなっ」


私たちは着ていた制服を脱ぎハンガーにかけると、持ってきていた体操服に着替える。


そして、言われた通り下へと降りた。


玄関に向かうにつれて、徐々にいい匂いが漂ってくる。


それもそのはず。


玄関にようやくたどり着くと、女の人の旦那さんであろう人が一生懸命お肉を焼いていたから。


さっきの女の人だけでなくたくさんの人がいて、おそらく5、6人くらいは、いたと思う。


「あ、いらっしゃい!」


こっちを見て笑った男の人は、「座れ座れ!!」と私たちを豪快に促す。