そして美ら海の後は、民泊でお世話になる村へとバスで向かう。


村に着いたのは……5時前。


“民泊”っていうのは、ホテルや旅館に泊まるのではなく、一般の人の家へ泊めてもらうこと。


そこで、様々な体験をする。


ちなみにもう班が決まっていて、だいたい1つの家に、4、5人泊めてもらうことになっている。


「なぁなぁ、うちらぁの班、どこだったっけ?」

「えーっと……確か……」


同じ班の子と一緒に、泊めてもらう家の人を探した。


すると、こっちを向いて手を振ってくる優しそうな女の人がひとり。


「あ、あの女性じゃない?」

「そうそう!」

「これからお世話になります!よろしくお願いします!!」


にこやかな笑顔で私たちを迎え入れてくた優しそうな女性に、私たち5人はそろって挨拶をする。


「よろしくねぇ」


そう言って、やんわりと微笑んでくれた女の人。


その優しい笑顔はやっぱりとても、キレイだった。