アパート「寿荘」

「はい!?何の様ですか?あっ…アンタさっき駅前でぶつかってきた奴か?」

「げっ…また出たよ!!」
太一は驚きのあまり一歩後ずさりした。

「出たって…。人をバケモノみたいに言うな。ここはあんたみたいな軟弱で甘い考えの奴が住むとこじゃない。とっとと出ていきな。そうじゃないとアンタ死ぬよ。」


冷酷で現実的な言葉を突きつけられ太一は返す言葉がなかった。