アパート「寿荘」

「そ、そんな〜」
太一はショックのあまりその場に座り込んだ。

念の為見に行ってみると垢のたくさんこびりついた和式便器に、手荒い場にはカナブンの死体が止まっている。


「うっ…」太一は口を押さえて今にも吐きそうになっていた。


「安すぎるとは思ってたけど…。」上手い話にはやっぱり裏があるもんだなと肩を落としトボトボ部屋に戻った。