湊は自転車を押して、途中まで一緒に帰ってくれた。 たまたま? それか湊が気を使ってくれたのかわからない。 「楽しみだ~明日一緒に回ろうよ」 と、 いきなりのお誘いを受けた。 優介がいたら、きっと…いや、間違えなく優介と回っていたな~何て無意識に考えてしまう。 『うん、いいよ~回ろう』 「彼氏とかいるの?」 『いないよ~失恋中』 「あ、そうなの?」 と、 笑ってくれた湊。 話さなくてもいい事を話してしまった。