無意識に…
リビングにあった薬に手を伸ばしていた。
薬を飲んだ瞬間の自分は精神的に狂っていて、意味不明だった。
飲んだ瞬間は覚えてるけど、その後は全然記憶がなかった。
気付いたら病院のベッドの上だった。
ベッドの周りには、
心配そうに私を見ているママとパパ。
「あ、起きた。莉子?わかる?」
『わかるよ…』
看護婦さんが来て…私に「名前はわかる?」とか幼稚の質問をして来た。
一つ一つ質問を答え、
正常との事で数時間後、退院する事が出来た。
自分がやった事がこんなにも迷惑を掛けてしまった。
久しぶりに…
「申し訳ない」という気持ちが芽生えた。

