私を心配してくれる人がいる。 それだけで嬉しかった。 でも…15件のメールを見ているだけでも胸が苦しくなる。 〔大丈夫?〕 〔迎えに行こうか?〕 〔返事だけでも返そうよ、莉子~!〕 私は優介に電話を掛けたけど…寝ているらしく出なかった。 そんな時に限って…親が来る。 部屋のドアをトントンとノックをされ「莉子、起きてる?」と話すママ。 鍵を閉めているから親は入って来れない。 私は起きていたけど…寝ていたフリをした。