『なに?』 「遅刻ですか?」 完全にからかわれてる。 嫌な感じ。 それにしても何でこいつらは学校に行ってないんだろう。 高校生にも…大学生にも見えない。 私と同じくらいに見えるんだけど…気のせいかな。 『遅刻。悪い?』 「送ってってやろうか?」 え。いいの? って言っても帰り困るし…電車乗った方が早い。 『大丈夫です。なんか、後から請求されても困るし』 「笑えるお前。」 『うるさい。さようなら』 私はそう言い、立ち去った。