優介のお腹に手を回し、背中に顔をうづめる。 20分程度で着くけど…その距離を寝て過ごすのが日課の私。 付き合ってない頃は、 「何で寝てんだよ!」 って、 怒られることもあったけど… 最近は学校に着くまで何も言わなくなった。 優男くんの優介くん。 「莉子着いたよ」 トントンと優しく叩いて、起こしてくれた。 自転車から降りると、 「じゃな」 と、 引き寄せられ…軽くキスをした。