制服に着替えて…私は再び家を出て、優介のところへ走って向かった。 楽しそうに話している彰と優介。 優介にとっては…青春。 その青春を優介から奪ってはいけないんだろう。 「行く?」 『うん』 「莉子送ってから行く~」 「はいはーい」 さっきまでは別々の自転車だったけど、学校に行くのは優介の自転車1台で向かった。