「莉子、可愛いよ」 久しぶりに名前を呼ばれて、興奮した。 心の前ではママとパパ。 たまに、優介莉子って呼ぶ事もあるけど… 優介はほとんど、 ママだからもう莉子って呼んでくれないかと思った。 『んっ、やばい…痛い。』 と、 腕を掴むと優介も痛かったみたいで止まった。 え? お互いえ?って感じだった。 『痛かった?ごめん』 「痛い?」 『少し痛かったけど、大丈夫』 と、 結構痛かったけど… この時間を終わりたくなくて嘘をついた。