2人になった瞬間… 静かすぎて優介と顔を見合わせて笑った。 晴たちの存在の大きさを感じさせてくれる瞬間だった。 『寝る?』 「うん」 『さすがに今日は疲れたね』 「疲れた」 『おやすみ』 「莉子?」 暗くなった部屋で隣にいた優介に抱き付かれた。 いつもの事だから驚きはしない。 私も優介の背中に手を回して抱きしめた。