毎日優介に会うことが出来ていた。
それも、
来月からは優介が仕事を始めるから難しくなる。
優介に会わなくて私生きていけるかなと、心配しているところ。
心配事はたくさんあるけど…あっという間に優介の卒業式の日がやってきた。
卒業式の日は約束通り、晴と2人で見に行った。
周りから見たら、
完全にカップルに見られる…この感じ。
でも、私の彼氏はこの人じゃなくて…あの人。
みんな真っ黒の髪なのに…その中に茶髪の優介がいると凄い目立っていた。
見つけやすくていいけど…
数か月後にあの人がパパになると思うと…少し感動するところがある。
「まじ卒業出来た事がありえないわ」
と、
呟く晴。
本当にその通りで、優介の場合は出席数より欠席数の方が多い。
なのに…卒業とは笑ってしまう。

