『別に頼んでないよ』 私は嫌味っぽく言った。 でも…そんな私を何も言わずに送ってくれた。 やっぱり、優しい。 自転車の後ろで寝てしまった私を叩き起こした優介。 『いったい‼』 「馬鹿野郎。寝るな。帰りは?」 『5:00くらい』 優介と話していると、周りが凄い目で見てくる。 何か…凄い見られてる。 そんな気がしているのは私だけだろうか。 私、そんな悪い事してないよね? …優介と話しているだけ。 これがいけない事なのかな? って、ふとっ考えてしまった。