残酷に時間は過ぎ、 担任から「湊、一言!」と言われていた。 照れながらも前に出て湊は笑って話した。 「俺の父親は本当に転勤三昧な人で、色々な小学校、中学校に行きましたがここの中学は自分の人生の中でも忘れる事が出来ない思い出が出来ました。本当にありがとうございました。」 涙目になっている女の子、男の子がいた。 皆からも愛されている湊。 私もそんな湊に出会えて誇りに思う。 贅沢ながらも私は湊を誘い、一緒に下校した。