寂しかったのに…酔っ払い優介の声を聞いたらそんな思いも冷めて電話を切った。
次の日ー
朝、目が覚めると横に優介がいた。
「おはよう」
今日は普通の日なのに…
この不思議なサプライズはなんだろう。
バレンタインでも私の誕生日でも、優介の誕生日でもない。
私はただ、嬉しくて…嬉しくて無意識に優介に飛びついた。
『だいすき。』
「なんか、最近莉子らしくないね」
『どこが?』
「莉子からちゅしてくるとことか、ストレートになったね。可愛いよ(笑)」
『馬鹿にされてる気がする』
優介は爆笑。
少しの間、1人で笑っていた。
優介の笑っている姿を見て幸せに浸った。

