そんな事を考えているうちに、容赦なくシーツをはがされた。 “殺される”って思った。 でも私の掴んでいる手を見た瞬間、正体がわかった。 私が一番会いたかった人。 思いっきり、抱きしめてほしかった人。 『会いたかった、優介』 涙が止まるはずもなく、優介に抱きついたまま…泣いた。 「ごめんな、莉子」 「何も知らないのに、怒って…」 やっぱり、あの男チクったな… でも…晴、ありがとう。