ーガタンゴトン
今日は土曜日!
駅前の桜の木のした!
そして私の前には……
変な男の人がいます!!
「ねぇねぇ、君かわいいねっ!
今日俺たち海行くんだけどいかない?
「えっ? 私かわいいですか?」
「えっ、うん!
だから今日俺たちと一緒に……」
「俺の女になんか用か?」
すっごく低い、この声は……
「壱成くんっ! 」
「ちぇっ、男持ちかよ。」
「沙莉奈、お前何変なやつに絡まれてんだよ」
「ごめんなさい……」
私がシュンとしていると、
「あ、ち、ちげぇよ!
俺、怒ってねぇぞ?」
「ほんと?」
「おぅ!」

