そして、壱成くんの部屋に入った。
広い。
白と黒のモノクロで落ち着いている。
「すごい大きな部屋だね。」
「そうか…?」
「うん、それにきれい!」
と、その辺りをキョロキョロしていると
「あっ! これもしかしてアルバム?」
「あぁ。 ……って見んなよ!
絶対ダメだからな!」
「えー。 壱成くんケチっ!」
と、唇を尖らせて拗ねていると
「そんなキスしたくなるよーな顔すんなよ。
あ、キスして欲しいんだな?
わかった。」
えっ? えっ?
話勝手に進んじゃってるよ!
ーチュッ
と、軽く触れるだけのキス。
ーポッ
自分でも顔が赤くなるのわかるよ……
あー! 恥ずかしい。
いつも私ばっかり、照れてる!

