そして、壱成くんの家の人が駅まで 迎えに来てくれた。 車の1番後ろに乗った。 「はぁ。 ベトベトになっちゃったね。」 「沙莉奈、大丈夫か? 風邪だけは絶対引くなよ?」 と、毛布を渡してくれた。 「ありがとう。」 と、2人で話しているうちに 壱成くんの家に着いた。 ヨーロッパ風のレンガの大きな家。 すごーい。 私の家は日本風だから、憧れるなぁ。