「ふぇー…」
「あれ…また泣いてる?」
「嬉し涙だよぉ……っ」
ギュウッとあたしも抱きしめ返して、
弥織くんが、本当にここにいるんだと実感した。
「俺さぁ…、佐伯さんって相馬のこと好きだと思っててさぁ…」
「え…っ?」
「クラスの女子って、ほとんどアイツ目当てだし、佐伯さんもそうだと思ってた…。
だから、なかなか告白出来なくて…」
そんな風に思ってたんだ…
「ホントは、告白もせずに諦めようと思ってた。
けど…どうしても言いたくてさ…。」
もうやだ……
そんな嬉しいことばっかり言わないでよぉ…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…