女に興味がないんじゃ、 好きになってもらえるわけないし… 「……はぁ…」 あたしは顔を伏せて、小さく溜め息を吐いた。 そんなあたしには、 「まぁでも、カラオケ行けるかわかんね」 と言った、弥織くんの声は聞こえなかった。