:::::大翔:::::




はぁ・・・


俺は深いため息をつく。

・・・昨日もこんな気分だった。




懐かしいあの子のドジっぷり

懐かしいあの子の素直さ

懐かしいあの子の笑顔・・・





今、それが全て

俺の大親友であり、ライバルの

中西 桃也に向けられている・・・。




取り返したい、あの子を。

奪いたい、あの子の全てを。



・・・はは、

意外と俺って、独占欲が強いんだな


自分自身でも驚く程に

あの子に惚れている・・・。




いつからだったっけ

始まりは・・・