ふぅ・・・


私はため息を吐いて

1限目に使った教科書やら

ノートやらを片付ける。


途中から授業を受けるのは

難しい・・・。


「白百合さん!!」

「桃也君?!」


桃也君私を見て

ニコニコしている。



「菜々、また誰かに
 借り出されちゃったな」


・・・そうゆうこと
言わないでよ



「でも白百合さんっ、
 心配ナッシングー!!
 俺がおるんやからさー!」


うん。すごくありがたいんだけど・・・


「桃也君は休み時間
 他の子といなくてもいいの?」

「へ?あー、俺
 いっつも寝とるからなー・・・」


ふーん、そうなんだ・・・

私は本、読んでるけどね。


「あっ、そや、白百合さん!
 これから俺と一緒におろ!
 放課後とか、帰り道もな!!」

「え・・・うん」


ちょっとびっくりして

思わず曖昧に返事してしまった・・・