時計は置いていないので、針の音すらしない。 剣太は、筒のラベルを回し見た。 じゃらり……。 ラムネ菓子のような、軽い音がする。 だが、これは彼の命を繋いでいる薬だった。 有機化合の特殊なプロテイン。 ……これが無ければ、この継ぎ接ぎの体は、 たちまちバラバラの破片に戻ってしまう、と。 そう言われている。