「ええー?それ二人の勘違いじゃ……!」


「絶対違う!」


俺と委員長の声がハモった。


「前回の粉の塊みたいなクッキーといい、この黒い塊といい、


お前は俺達に何をしたいんだ!」


「内緒」


 
豊丸は、一言そう答えると、教室を出て行ってしまった。
 


後には謎と、マフィンの失敗作だけが残った。