俺はやっと、ティッシュをクラスメイトのマイティッシュ箱から失敬し、
悪いとは思ったものの、塊を口から出させて貰った。
一体、何をどうすればこんなテロみたいな菓子が出来るんだろう。
「ううっ……なあタカちゃん。これ、そんなにまずいか?」
委員長にこってりと叱られた豊丸は、しょんぼりとしながら、俺の方を向いた。
「焼き魚の黒く焦げた、食べちゃいけない部分みたいな味がする……」
「おまけに、気味が悪いほど歯ぬかりするしな」
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