姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②

 


委員長は恐れをなして、塊を豊丸に返そうとしたが、


「大丈夫大丈夫。見かけほどは不味くねーからさ。


授業が始まる前に、ほら早く!」



結局、「いっせーの!」で同時に口に入れることにした。


「いっせーのーせっ!」


(――っ!!)


「うぐっ……」


 
口いっぱいに、危険信号が広がった。