姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




いかにも教員達がテストに出しやすそうな部分を、蛍光ペンでマークする。


二年も似たようなテストを受けていれば、


必然的に三年目だって出題傾向は同じなのだ。


俺は、そういうヤマをかけるのは得意だった。完璧だ。


しかし、学校に着いてすぐに、俺を待っていたのはテストでも担任の長話でもなく、



豊丸の持って来た、何だかよく分からない、まずくて黒い塊だった。