姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




「大丈夫、建物内に入ってくる日光程度なら、火傷がせいぜいだよ」


「ちっ……」


いつも通りの悪態を吐いて、俺は家を出た。
 

登校中、俺は少しテストに出そうな部分の復習をした。
 

どうせこんな、


「春休みに勉強をしてこなかった報いだ!」


と言われるようなテスト、少しおさらいをしてしまえば、


そんなに難しいものではない。