もっとも、俺も姉さんも昼間は学校に行ってしまう為、 実際はそれほど長く起きているわけではないのだろうけど。 でも、眠いところを堪えて無理矢理起きるのがどんなに大変な事かを、 人一倍知っている俺としては、素直にエリアルのその努力の部分だけは、認めている。 「じゃあ、俺も学校行くから。 ああ、あと、キッチンの方カーテン開いてるから」 「うん、ありがとう。行ってらっしゃい」 「灰になりたいんなら、好きに日光浴しなよ」