姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




「寝直せば?」


俺が促すと、エリアルは大欠伸をしながら、こくこくと頷いた。
 

どうせこいつは、姉さんの顔を見る為に無理矢理起きたのだから。
 


吸血鬼という生き物は、どんな文献や小説を見て確かめても、


完全に生活スタイルは夜型だった。 



それなのに、エリアルは姉さんや俺の生活に合わせて、


昼間でも起きて行動しているのだ。