姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




「ううん、大丈夫じゃない。でもね、……待ってたかったの」


小夜子は、きゅっとエリアルに抱き付いた。


「ごめんね、エリアル。


さっきのは……あそこまで怒る事じゃなかったの。ごめんね」


「小夜子……」


エリアルは、小夜子の髪を撫でた。


「ごめん、小夜子。僕も、ちょっとしつこかったよ。悪かったと思ってる」


「本当に?」


「本当だよ」