深夜に差し掛かってからやっと、二階のエリアルの部屋の窓が開いた。


その時、


「おかえり。どこ行ってたの……?」


「小夜子!?」


小夜子は、エリアルを待ち伏せしていた。



「ちょっと、頭を冷やしに夜の散歩に…


…君、こんな時間まで起きてて、明日大丈夫なのかい?」