姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




「あのね、私もさ……本当はあそこまでね、かっとならなくて良かったの。


『はいはい』って軽く受け流せば良かったのよ。


……でもね、さっきはそれが出来なかったの。どうしても。


……嫌になっちゃうわよね。気持ちが不安定な時、って」


「ん、……そうだね」


姉さんは、プリンを掬ってぱくりと口に入れた。


「おいしい。これ、いつ買って来たの?」


「昨日の学校帰り。コンビニのが安くなってたから……」