姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




顔にタオルケットの跡が残っていたので、少し眠っていたのかもしれない。


「エリアル……ね、反省してるよ。俺もきつく言っといたし」


姉さんは起き上がると、曖昧な表情で笑った。


「……そっか」


俺は姉さんにスプーンとプリンのカップを手渡し、近くにあった椅子に腰かけた。