顔にタオルケットの跡が残っていたので、少し眠っていたのかもしれない。 「エリアル……ね、反省してるよ。俺もきつく言っといたし」 姉さんは起き上がると、曖昧な表情で笑った。 「……そっか」 俺は姉さんにスプーンとプリンのカップを手渡し、近くにあった椅子に腰かけた。