姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②




食卓を片付けてから、俺は冷蔵庫からプリンとブドウゼリーを出し、


姉さんの部屋に向かった。



「姉さ~ん。プリンとゼリー、どっち食べる?」


ドアをノックすると、中から「プリン食べるー」という声がした。


よし、これでゼリーは俺のものだ。


「入るよ」


姉さんは、ベッドに寝転んだまま、クッションを抱えていた。