食卓を片付けてから、俺は冷蔵庫からプリンとブドウゼリーを出し、 姉さんの部屋に向かった。 「姉さ~ん。プリンとゼリー、どっち食べる?」 ドアをノックすると、中から「プリン食べるー」という声がした。 よし、これでゼリーは俺のものだ。 「入るよ」 姉さんは、ベッドに寝転んだまま、クッションを抱えていた。